黒歴史進行中・・・

自称理系大学生が自業自得な苦難に立ち向かう物語である!(馬鹿だからブログ書いてみました。)

美術館、いい時間でした。

今日は新宿ので開催している最後の印象派 1900-20′s Parisに行ってきました。 今週末までのようです。 www.sjnk-museum.org

中学校2年から進歩しないセンスで絵はカイたりするんですけど、芸術って途方もなく哲学的になって政治なども絡んできて、華やかな表面のうらに淀んだ暗い部分をどうしても想像したりして苦手でした。(偏見です)印象派も勘違いしていて、すごい淡い色で裸婦画なんかをたくさん書いているようなものを想像していました(偏見です)。 そんな自分が今回この美術展に行ったのは単純に帰り道の途中で展示していて、ただでチケット入手したからです。

場所は42階と結構高い場所でやっています。ちょうど行った時間が18時とかで夜景を見ながら”これが勝者の景色か”の脳内再生余裕でした。 最後の印象派にはサロンというのが関わっているらしいのですが、いかんせん歴史が苦手でもう少し前からの歴史を理解してないとちんぷんかんぷんですな。 観覧するといろいろな説明とともに絵画が飾られています。技術を解説しています。エッジングとかリトグラフなどです。油絵だけじゃなかったんですね(偏見です)。 時代順などではなく作者順なので、同じ時代に幅広い作風があったのがわかります。 自分は今回特にジャック=エミール・ブランシュの「読書する少女たち」、アンリ・リ・シダネルの「コンコルド広場」、アンリ・マルタンの「野原をゆく少女」が好きでした。どうなんでしょうね。黄色と青だけを使った絵ですね。どうでもいいですけどこの時代の女性の服装はゆったりしていてジブリを思い出しました。40秒で支度してラピュタでも見ようかな。

今回みたいにデジタルがなかった時代のものを見るというこういう行動はこの時代だけになるかもしれませんね。というのも、絵の補修技術によって100年前の絵を保っているわけですけど、そのうちデジタルアーカイブ技術が進歩して直接見に行かなくてもサワれるような時代が来るかもしれませんし。そうなったら本物を見に行く人も減るんじゃないですかね。
今回観覧して逆にアーカイブって大変だなと思いました。絵画って見る場所によって光のあたり方で見えるものが違うわけですよ。特に油絵なら筆の後が結構目立ちますし、キャンバス布地もあります。 そういう凹凸を最近盛んな3Dスキャナとかで読み込むんですかね?ただ、それだけじゃなくて使われた絵の具によってテカリ具合などもありますし。絵の具によってはまだ乾いていないなか塗り重ねてて混ざっている場合もあるわけです。それをデジタル世界で保存するということが今後一つのアーカイブの方向性なのかな、と。
で、これができたらこれを見る環境が必要ですよね。やっぱりVR関係かな?VRもどこまでリアルな空気感を再現できるかですね。でもこういった技術が確立すれば逆にデジタル上で絵を書くということができるのかもしれませんね。今のレイヤーみたいなものではなくて、実際の絵みたいに絵の具の厚みや色使いなどですね。もしかしたらもうできるのかなぁ。 すべて想像で言っているんで、全くのデタラメかもしれません。